
【流通】仏カルフール、アジア事業縮小へ [10/07/14](19)
- 1 依頼@@@@ハリケーン@@@φ ★ 2010/07/15(木) 12:32:05 ID:???
- (2010年7月14日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)
3年前、ハイパーマーケットと呼ばれる大型スーパーを展開する仏カルフールはアジアで
の攻勢を強め、50億バーツ(1億5400万ドル)を投じてタイで新たな店舗展開を進めると発表
した。
■国際化戦略に逆行?
ところが今や同社は、既存24店舗に16店舗を加えて国内トップ5社に浮上したタイから撤退
する計画だ。マレーシアとシンガポールからも手を引く。米ウォルマート・ストアーズに続く
小売世界2位の地位を築いたにもかかわらず、同社のラース・オルフソン最高経営責任者(C
EO)の方針は、国際化とは逆行する動きに見える。
スイス食品大手ネスレの幹部だった同氏は2009年1月から現職を務める。カルフールで合計
14%の株式を保有し、物言う株主である仏モエヘネシー・ルイヴィトン(LVMH)のベル
ナール・アルノー会長と米不動産投資会社コロニーキャピタルから、期待を下回る成績が続く
同社の立て直しを任された。
先週、カルフールの撤退計画が報道された途端、――同社はコメントしていないが――株価
は急回復した。だがアジア地域の人口動態は長期的には好材料と見られため、決定は驚きを
もって迎えられた。カルフールは中国に真っ先に進出した小売企業であり、424店舗は今も
同国市場をリードする立場だ。台湾とインドネシアでも大規模に事業展開しており、オルフ
ソンCEOは5月の年次総会でインドネシア市場を「非常に有望だ」と評した。
残るマレーシア、タイ、シンガポールの3カ国では昨年、合計10億ユーロ(12億7000万ドル
)を売り上げ、アジア部門の売上高の15%を占めたが、グループ全体の総売上高860億ユーロ
のわずか1.1%にすぎない。
米調査会社バーンスタイン・リサーチのアナリスト、クリストファー・ホグビン氏は「カル
フールは中国とブラジルの事業は継続するもようだ。しかし他の成長市場からの撤退は長期
成長という目標と相いれない」と指摘する。「アジア地区で築いた存在感をなぜ制約する必要
があるのか不可解だ。英テスコは多くの国で努力をし、ある程度の成功を収めている」と語
った。
オルフソン氏の戦略は、同社の最大市場であるフランスと、それに続く欧州市場のスペイン
、イタリア、ベルギーで収益力を向上させることだ。今年度はこれらの国々に加え、中国・
ブラジルなどの重要な「成長」市場に集中的に投資してきた。
同氏はこれまで、カルフールが市場トップになる見込みがない国からは撤退すると発言し
てきた。すでにロシアと南イタリアでは店舗を閉鎖し、ポルトガル事業の売却も検討してい
る。一部アナリストは、同社が最も将来性が大きい国に資源を集中するのは賢明で、現在は
拠点を置く国の数が多すぎ、経営判断に時間を要していると指摘する。オルフソン氏の前任者
、ホセ・ルイス・デュラン氏もメキシコ、日本など売り上げが低迷する市場からの撤退を決断
した。
ソース:日本経済新聞
http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C93819584E3E6E2E2E08DE3E6E2E5E0E2E3E2E2E2E2E2E2E2
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